法律Q&A 法人破産・再生・債務整理「DIPファイナンスとは?」

DIPファイナンスとは?

DIPファイナンスとは何ですか。



DIPファインスとは、アメリカ連邦倒産法のなかの制度です。連邦倒産法のなかのチャプターイレブン(企業向け再建処理)では、DIP制度が採用されていて、債務者(会社)の経営陣が引き続き、資産を管理し事業を継続します。しかし、チャプターイレブンの申立をするくらいなのですから、事業資金が充分とはいえません。そこで、再生手続中の債務者に融資をおこなう制度をDIPファイナンス制度として規定し、DIPファイナンス供与者に法的な保護を与えています。アメリカでは、チャプターイレブンの申立をおこなうと、即時に救済命令が出され、自動的停止になり、債権者の権利行使が凍結されます。これにより、申立会社は無借金の状態と同じ状態になります。この状態の債務者に対して融資をおこなうのがDIPファイナンスで、ファイナンス供与者には4類型に分けて保護が与えられています。もっとも一般的なDIPファイナンスでは、裁判所の許可を得て、担保をとって債務者に融資をおこないます。この場合のDIPファイナンス債権は、他の管理費用一切に優先する超優先性が認められています。ですから、ファイナンス供与者は、安心して融資をおこなうことが出来るのです。



執筆日20010221

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